育てるって、
楽しいへ。
土地に知り合いがいなくとも、
土地のことを何も知らなくとも、
気がつけば情報をさまざまな機会で知る。
子育てに息苦しさを感じると、
あたたかくまちの人に迎えられ、
手を差しのべてくれる友だちや知り合いが増えていく。
そんな風に子育てする人に寄りそい、その力を引き出し、
その人らしく、見まもられながら子育てできるまちをつくること。
それが、私たちの目指すところです。
みんなが親心。 頼れる子育てのまちへ。
課題
なんとかしなくちゃ!
ママたちは、育てにくさに直面している。
結婚して移り住んでくる女性たちの多くは、この土地に知り合いもなく、寂しさや物足りなさを抱えながら出産し、子育てを始めることになります。また、石巻で育った女性たちでも、出産を機に休職したり、親世代との葛藤を経験するなど、環境は大きく変わります。そんな彼女たちが直面する課題にはどんなことが挙げられるでしょう。
自らも子育てをしているベビースマイルのスタッフ18人、理事5人で石巻が抱える子育ての課題を出し合い、これからの支援を考えるワークを6回に渡り実施しました。
そこで見えてきたのは、本来いちばんの味方であるはずのパパの理解不足や消極性、親世代との子育て観のギャップなど、家庭内でママの負担増となっている構図でした。また、一時預かりや保育園、学童などの子育て支援施設の不足や地域と関わる機会も不足しており、多様な主体、多世代で子ども・子育て環境をつくる必要性も改めて感じました。
わたしたちのミッション
「孤育て」にならない
仕組みをつくろう。
「ひとりじゃない」 心からそう思えることが、子育てのはじまりには特に大切です。
妊娠期からの環境の変化で社会から取り残された気持ちになったり、不安やうまくいかないのを自分だけと感じたり。SOSを出すのは失格だと頑張りすぎて、心とからだがしんどくなることがあるからです。
子育てはみんなで。見て見ぬふりをする大人、無頓着なシーンを減らし、ひとりぼっちにならない、やさしさにあふれた子育ての仕組みをまちの中に散りばめます。
めざす姿
- パートナーと協力して子育てに取り組めている。
- 孤独や不安を抱えない子育て環境になっている。
- 子連れでの交通手段が増えている。
- マタニティ子育てひろばスマイル
- 子育て世代包括支援センター
いっしょissyo - ファミリーサポートセンター
- いしのまき子育てフェスタ
- マタニティフェスタ
- 産後ケアの充実
- 家庭医訪問型子育て支援
ホームスタート - ひとり親支援、多胎児支援
子どもの権利を柱に、
子どもの「生きる」を支える。
みんな違って、みんないい。子どもには自分らしく遊んだり、学んだり、自由に意見を言ったりできる環境が必要だと、私たちは考えています。
子どもの声を聴き、“子どもにとっての一番”を考える大人が増えること。そして、子どもの力を信じて見守る親たちに、寄りそいつづける仕組みも不可欠。
気軽に相談したり、ありのままに過ごせる居場所を、子どもを真ん中に地域ぐるみでつくっていきます。
めざす姿
- 妊娠期から18歳までの切れ目のない支援がある。
- 子どもの育ちにあった居場所が整備されている。
- 子どもの声を聴く大人が地域に増えている。
- 子どもの居場所づくり
(放課後児童クラブ、フリースクール、
~障がいがあってもなくても~) - 子どもの貧困対策
- 子どもの権利の啓発
- 親・大人の学びの機会
性別や世代を超えて、
みんなで子育てを楽しもう。
「男だから」 「女だから」 の性別による役割分担は必要なし。「昔は」 「今は」 の対立も、そろそろやめにしたいところ。
子どもたちがいきいきと今を生き、未来を形作るためには、性別や世代を超えた協力や交流が重要です。
普段からの絆づくりが、未来を豊かにするばかりか、災害など緊急時には大きな活力となることを私たちは知っています。
だからこそ、さまざまな世代や人々の知恵をつなぎ、子ども・子育てのパワーを地域で循環させます。
めざす姿
- 子育てと仕事を両立しやすい環境になっている。
- 子育て世代と祖父母世代が協力しあっている
- 多世代が交流し子育てや防災に強いまちになっている。
- 石巻市父子手帳作成事業
- 子育て参加促進事業
- コミュニティカフェ
みんなのひろば - いしのまき子育てフェスタ
- 親になるための教育事業
- 子育てボランティア等人材育成
- 子ども・子育てプラットフォーム
- 子育て支援コンサルティング
- 県域ネットワーク、官民協働